グッチ(GUCCI)のハイジュエリー コレクション「ホルトゥス デリキアルム」から、2022年の新作が登場。
ヨーロッパ貴族の“グランドツアー”から着想
グッチの「ホルトゥス デリキアルム」は、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレがデザインするハイジュエリー コレクション。第3弾となる新作は、18世紀から19世紀にかけて、西欧の貴族がヨーロッパ大陸を周遊した旅行“グランドツアー”からインスピレーションを得た。“グランドツアー”の史実からイマジネーションを膨らませ、アレッサンドロ・ミケーレが創作した寓話が、コレクションのベースとなっている。
ローマの建造物をマイクロモザイクで表現
当時、多くの人々が“グランドツアー”の目的地として選んだのが、イタリアのローマ。アレッサンドロ・ミケーレは、このローマの歴史的建造物をマイクロモザイク技法で表現したアートピースを、ネックレスに取り入れた。ペリドットやイエローベリル、スピネル、ブルートパーズ、ファイアーオパール、ピンクトルマリン、ダイヤモンドなど、色鮮やかな輝きを放つストーンが華やかさを添える。
インドから着想“万華鏡”のように輝くカラフルストーン
アレッサンドロ・ミケーレが描く旅の物語は、ヨーロッパ大陸から遠く離れたインドにも及ぶ。大ぶりのガーネットが目を引くネックレスには、インドの神々や王宮、自然、伝統的な衣装が持つ万華鏡のような美しさをイメージし、真っ赤なルベライト、インペリアルトパーズ、イエローベリル、トルマリンなどカラフルなストーンを散りばめた。
グッチ新作ハイジュエリー、ヨーロッパ貴族の大陸周遊旅行“グランドツアー”から着想
ヴェルサーチェ 2022-23年秋冬メンズコレクション - 現代的に解釈したラグジュアリー
ヴェルサーチェ(VERSACE)2022-23年秋冬メンズコレクションが発表された。
モダンな華やかさ”を表現
今季ヴェルサーチェが提案するのは、“モダンな華やかさ”を表現したピース。すっきりと流れるようなシルエットや、カシミヤやシルクといった高級感のある素材使い、順応性のあるデザインを用いて、“ラグジュアリー”を現代的に解釈した。
流麗で無駄のないシルエット
洗練されたムードを演出するのは、なめらかなロングコートや、流麗なスラックスなど、無駄がなくすっきりとしたシルエットの洋服たち。伝統的なスーツも、裏地・芯地・パッドを最小限に抑える「アンコンストラクション仕上げ」を採用することで、より動きやすく流れるような印象に仕上げている。
絵画的なタッチのチェック&ストライプ
シンプルなフォルムに華を添えるのが、バリエーション豊かなパターン使いだ。たとえば、スーツパンツやカーディガンには、水彩で淡く描かれたような絵画的な仕上がりのピンストライプやチェック柄をオン。トラベルバッグ&メッセンジャーバッグの「ラ グレカ」柄も相まって、1つのルックの中に多様なリズムを生み出しているのが面白い。